金融ニッポン第1部 東京市場の30年、個人資産に潜在力
危機の中の勝機(1) データで読む
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東京市場はよみがえるか。日経平均株価は1989年末の最高値から4分の1以下まで下げた。だが、バブル以前から振り返れば、失ったものばかりではない姿も見えてくる。
■銀行時価、70兆円飛ぶ
バブル景気に沸いた1989年末の大納会、日経平均株価は3万8915円の史上最高値を付けた。20年余りを経た今、600兆円を超えた東京市場の株式時価総額は260兆円と半分以下だ。
銀行株の動きが「失われた20年」を最も...
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