アコムとアイフル、3期ぶり最終黒字 12年3月期

2012/5/15付
保存
共有
印刷
その他

消費者金融大手のアコムとアイフルは2012年3月期決算で3期ぶりに連結最終黒字を確保した。両社は顧客から過去に取りすぎた利息(過払い金)の返金で赤字が続いていたが、ようやく一服。貸金業者への規制強化で減っていた新規顧客も、前期はアコムが3期ぶりに増加に転じた。

アコムの最終損益は214億円の黒字(前の期は2026億円の赤字)、アイフルは173億円の黒字(同319億円の赤字)だった。両社は過払い金の返金に備えて引当金を毎期積んできたが、アコムの前期の引当金は488億円(前の期比80%減)にとどまった。アイフルも利息返金額が約3割減少した。

消費者金融は過払い金の返金負担が重く10年秋には武富士が経営破綻。年収の3分の1しか借り入れができないなど規制も強化され、顧客数は大幅に落ち込んでいた。

アコムは2008年に三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社になり、不良債権を圧縮。アイフルも過去5年で人員を約7割減らし、コスト競争力を高めた。両社は今年3月末の無担保ローン残高は前年同期に比べ1~2割減ったものの、利益を確保できるようになった。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]