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銀行の信用力、三菱東京UFJなど邦銀上位に

邦銀の国際的な信用力が高まっている。信用リスクを取引する市場での評価は、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行が世界の金融機関の中で5位以内に入る。信用力の高さは資金調達面で有利に働く。海外事業拡大の追い風となりそうだ。

邦銀の信用力の優位性は、プロの投資家同士が企業の信用リスクを取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場の動向が映す。CDSは保証料率が低いほど信用力が高い。

英調査会社マークイット・グループによると、9日時点の保証料率は三菱東京UFJが1.22%、三井住友が1.32%と世界の主要金融機関のランキングで3位と4位に入った。みずほコーポレート銀行のCDS保証料率も1.46%と7位につけている。首位は米国の商業銀行ウェルズ・ファーゴで、商業銀行が上位に入る傾向が強い。

2008年のリーマン・ショックの後、市場関係者は金融機関の財務に神経質になっており、リーマン危機後の混乱が一段落した10年以降でみても、信用保証料率は全般に拡大基調にある。その中で邦銀の料率は欧米勢に比べて相対的に低い。欧州債務問題の財務への影響が小さいためで、かつて不良債権問題で信用力で欧米銀に見劣りしたのと様変わりしている。

財務の相対優位をてこに邦銀は資金調達を有利に進めている。三井住友が7月に発行したドル建て10年債の米国債への上乗せ金利は約1.7%と類似の条件で発行した米ゴールドマン・サックスの半分程度だった。欧州債務危機は長期化が予想され、「邦銀の信用力の優位は当面続く」(債券投資の助言会社、ジャパン・クレジット・アドバイザリーの大橋英敏社長)との見方が多い。

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