振興銀、経営再建に打撃 執行の主軸不在に
社長ら検査忌避容疑で逮捕

2010/7/14付
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日本振興銀行の西野達也社長と山口博之執行役も銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕されたことで、経営再建を目指す同行が打撃を受けるのは避けられない情勢だ。同行は経営と執行を完全に分離しており、執行を担う主軸の2人が不在の状態となる。後任社長の選定を含めた対応策を検討しているもようで、金融庁も今後の動向を注視している。

振興銀は金融庁から業務停止命令を受け、6月下旬に業務改善計画を公表した。銀行法の違反行為などを繰り返さないようにするため、9月末までに体制づくりを終える行程表を盛り込んだ。同行には6人の取締役がいるが、すべて社外の人間で、主に経営を監視する役割を果たしてきた。銀行業務に精通している西野、山口両容疑者が再建策を策定していた。

業務改善計画に基づく再建策は始動したばかりで、今回の逮捕劇は関係者に衝撃を与えている。作家の江上剛として知られる取締役会の小畠晴喜議長を中心に、今後の対応を協議しているもようだ。当面は社長代行を置く案も出ている。

再建を後押ししてきた金融庁内からは、行程表の遅れを心配する声が出ている。

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