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定期預金が3年9カ月ぶり減少 10年12月、低金利で

個人などが定期預金での資産運用を減らし始めた。日銀が12日発表した2010年12月のマネーストック統計によると、定期預金の平均残高は3年9カ月ぶりに前年比で減少に転じた。金利の低下を背景に、定期預金から普通預金などに資産を移しているとみられる。

定期預金の平均残高は約550兆6574億円。前年比の伸び幅は09年10月の3.2%をピークに縮小し、10年12月は0.1%減った。一方、普通預金などは足もとで3%前後伸びている。現金、要求払い預金、定期預金などを合計したM3の10年の平均残高は前年比2.1%増の1075兆2804億円と11年ぶりの高い伸び。預金者の定期預金離れが際立つ。

定期預金の金利はリーマン・ショックが起きた08年秋から低下傾向が続いている。日銀の調べでは、預入金額が300万円未満の平均金利(預入期間1年)は08年8月末の0.348%から10年12月末は0.035%に低下した。「定期預金の魅力が薄まり、いつでも出し入れできる普通預金の方が選ばれやすくなった」(日銀調査統計局)という。

三菱総合研究所の後藤康雄主席研究員は「昨年後半から、資産運用でのリスク回避的な姿勢は弱まっている」と指摘する。定期預金から普通預金に移したお金が株式や投資信託に回っていくかが注目される。

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