2019年5月21日(火)

厚生・国民年金、運用好調で黒字最高 12年度決算

2013/8/9付
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厚生労働省は9日、2012年度の年金特別会計の収支決算を発表した。時価ベースで、会社員が加入する厚生年金が10兆2692億円の黒字、自営業者などが入る国民年金が7226億円の黒字となった。資産運用の好調を背景に、積立金の市場運用を始めた01年度以降で黒字額は過去最高となった。

黒字は厚生年金が2年連続、国民年金が4年連続。11年度は厚生年金が2兆9106億円、国民年金が1981億円の黒字で、大幅に黒字額が増えた。12年度は厚生年金と国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用成績が11兆2222億円と過去最高の黒字だったためだ。

厚生年金と国民年金をあわせた積立金(時価ベース)の残高は126兆269億円で、前の年度から6兆5927億円増えた。増加に転じたのは2年ぶり。

厚生年金の保険料収入などの歳入は39兆1600億円で、給付などの歳出が38兆7650億円。国民年金は歳入が5兆2220億円、歳出が5兆1944億円だった。

いずれも黒字ではあるが、積立金からの取り崩しがなければ歳出が歳入を上回る支払い超過だった。受給者が増える一方、保険料を払う現役世代が減っているためだ。12年度は運用益で大幅な黒字決算となったが、厚労省は「単年度の結果で年金財政の評価はできない」としている。

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