2019年1月23日(水)

GDP4.7%増に上方修正 1~3月実質年率、設備投資が上ぶれ

2012/6/8付
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内閣府が8日発表した1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除いた実質で前期比1.2%増、年率換算で4.7%増となった。5月に公表した速報値(1.0%増、年率4.1%増)を上方修正した。東日本大震災からの復興で企業の設備投資が上振れしたためだ。堅調な消費と復興需要が景気を支える構図が改めて示された。

速報値の公表後に明らかになった法人企業統計などのデータを使って推計し直した。改定値は事前の市場予想の4.4%増を上回った。内閣府は「国内需要が全体を押し上げる構図は変わっていない」と分析した。

生活実感に近い名目GDPは前期比1.2%増。年率では4.9%増と速報値から0.8ポイント上方修正した。名目GDPの伸びが実質を上回ったのは13四半期ぶり。総合的な物価動向が前期に比べて上昇した。

実質GDPを項目別に見ると、設備投資が2.1%減と速報値(3.9%減)から下げ幅を縮めた。1日発表の1~3月の法人企業統計で、自動車の製造ライン整備や復興需要に関連した設備投資が堅調だったことを反映した。

個人消費も1.2%増と速報値から0.1ポイント上方修正した。衣服や宿泊施設サービスが速報時点の推計から上振れした。公共投資は3.8%増で速報値からは下方修正したが、高い伸びを維持している。

2011年度の実質成長率は前期比0.005%減。速報値の0.009%減からわずかに上方修正した。震災やタイの大洪水、欧州を中心とした海外景気の停滞で製造業が打撃を受け、2期ぶりのマイナス成長となった。

市場関係者からは「今後は復興需要が徐々に低下し、GDPの先行きは中国を中心とした外需がカギを握る」(ゴールドマン・サックス証券)との指摘が出ている。

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