2月の景気先行指数、5年4カ月ぶり高水準

2013/4/5付
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内閣府が5日発表した2月の景気動向指数(2005年=100、速報値)によると、数カ月先の景気動向を示す先行き指数は97.5となり、2007年10月以来5年4カ月ぶりの高水準となった。前月と比べて2.5ポイント上昇し、改善幅も過去4番目の大きさだった。円安・株高が進むにつれ、企業や家計の不安が和らぎ、景気回復への期待が高まりつつある。

先行指数の上昇は3カ月連続。先行指数を構成する9指標のうち7つが改善した。上昇への寄与度を見ると、中小企業の売り上げ増加に対する期待を示す項目が大きく改善した。株価上昇や、家計の消費者心理の改善も寄与した。

現状を示す一致指数も92.1となり前月から0.5ポイント改善した。一致指数から算出した景気の基調判断は「下げ止まり」となり、前月の「悪化」から改善した。基調判断が上方修正されるのは1年ぶり。一般機械や非鉄、自動車などの業種で軒並み出荷が改善したことが寄与した。一方、生産は回復基調にあるものの、1~2月はやや停滞した。

政府が3月の月例経済報告で示した景気の総合判断は「持ち直しの動き」。景気一致指数に基づき機械的に出す判断は「下げ止まり」でやや開きがある。足元の景気回復が円安・株高による期待先行を脱し、実体経済を底上げするには少し時間がかかるとの見方もある。

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