水産物の産地表示「より明確に」 農水省が例示

2011/10/5付
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水産庁は5日、千葉県以北の太平洋で捕れた水産物について、産地を明確に表示をするよう関係団体に通知した。東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い、水揚げした漁港などではなく実際の漁獲水域に対する消費者の関心が高まったことを踏まえた措置。具体的な水域区分を明示し、これに基づいた産地表示を促す。

一本釣りのカツオを水揚げする人たち(9月、宮城県気仙沼港)

一本釣りのカツオを水揚げする人たち(9月、宮城県気仙沼港)

マグロなどの回遊魚は県の境界から真っすぐ東に線を引き、その線で挟まれた水域の表示を求める。水域はそれぞれ北海道・青森県沖太平洋、三陸北部沖、三陸南部沖、福島県沖など7つ。本土から200カイリを超える水域は一括して日本太平洋沖合北部とする。

産地表示を巡っては現在も水産庁の指針があるものの、「有名な地名+沖」や「北太平洋沖」など明確でないものや、水揚げした港名を水域として表示することも許容している。ただ原発事故後、実際にどこで捕れた水産物なのかという情報に対する消費者のニーズは高まっている。このため産地表示を明確化する。

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