2019年1月19日(土)

1~3月期の設備投資、3.3%増 2四半期連続プラス

2012/6/1付
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財務省が1日発表した2012年1~3月期の法人企業統計によると、金融機関を除く全産業の設備投資は前年同期比3.3%増の11兆8545億円となり、2四半期連続で増えた。全産業の売上高と経常利益は4四半期ぶりに増加した。設備投資、企業業績ともに昨年末に復活したエコカー補助金を追い風に好調な自動車産業がけん引している。

財務省は基調判断を「企業部門は持ち直しの動き」と上方修正した。前回は企業業績が「足踏み」、設備投資は「明るい兆し」としていた。

産業別に投資動向をみると、製造業では鉱山用油圧ショベルなどの生産用機械が67.9%増えたほか、新型車の製造ライン整備などで輸送用機械も17.3%増えた。東日本大震災からの復旧が続く建設業の設備投資も増えた。

ただ市場関係者の間では「設備投資の水準は低い。海外経済の停滞や電力不足を警戒し、企業は慎重な姿勢だ」(みずほ証券の上野泰也氏)との見方もある。

全産業の売上高は346兆9980億円で0.6%増、経常利益は13兆7049億円で9.3%増だった。自動車のほか、円高を受けて海外旅行が好調だったサービス業や、スマートフォンの普及でデータ通信収入が増えた情報通信業が増収増益となった。

法人企業統計は資本金1000万円以上の企業の仮決算をまとめた。設備投資はほぼすべて国内向けで海外投資は含まない。設備投資(ソフトウエアを除く)の季節調整値は前期比1.7%減った。今回の結果は内閣府が8日に発表する1~3月期の国内総生産(GDP)改定値に反映する。

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