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ヘッジファンド型投信、「売り買い均衡型」が健闘

2011年、運用プラスは7本

個人投資家から直接、資金を預かって運用するヘッジファンドはまだ少なく、公募投資信託を通じて投資するのが一般的。投信評価会社モーニングスターの調べによると、ヘッジファンド型投信63本のうち2011年の1年間の運用成績がプラスになったのは7本だった。

健闘したのは、売りと買いをほぼ同額にすることで、市場動向にかかわらず収益を上げることを目指す「マーケットニュートラル」戦略のファンド。「ゴールドマン・サックス日本株式マーケット・ニュートラル・ファンド」は主に東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄を対象に、計量モデルを使って割安な株を買い割高な株を売る。市場との連動性をほぼゼロに保つ運用で、昨年1年間のTOPIX(配当込み)は17%下落したが、同投信はプラス2%弱だった。日本株と米国株に投資する「ユナイテッド日米株式マーケット・ニュートラル」は、日本株と米国株それぞれで売り買いの金額をほぼ同額にしている。

欧州債務問題などで投資家のリスク回避志向が高まる中、複数の資産に投資する投信も堅調だった。「クレディ・スイスGTAAファンド」は世界の債券や株式、通貨などへの投資比率を機動的に変更。1つの市場の動きに左右されにくい分散の強みが生きた。

最近では、和製ファンド大手のエピック・パートナーズ・インベストメンツが運用する3つのファンドに分散投資する「エピック・ヘッジファンド・セレクション1」が登場するなど、ヘッジファンド型投信の幅は広がっている。ヘッジファンド型は信託報酬に加えて成功報酬がかかるのが一般的なので、手数料には注意が必要だ。

(北松円香、松本裕子)

[日経ヴェリタス2012年1月15日付]

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