2019年1月22日(火)

鉱工業生産、7月0.6%上昇 4カ月連続プラス

2011/8/31付
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経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整値)は93.2と、前月比で0.6%の上昇となった。東日本大震災で大幅に落ち込んだ後、4カ月連続で前月水準を上回った。サプライチェーン(供給網)がほぼ正常化し、主力の自動車生産は持ち直しが続いているが、夏場の節電や海外需要減退などが生産に影響を与えているとみられ、回復ペースは鈍った。

生産指数の上昇率は民間エコノミストの予測中央値(1.5%)を下回った。経産省は基調判断を「回復しつつある」に据え置いた。

主力の輸送機械工業は部品の供給制約の解消で5%の上昇。国内や米欧向けに小型乗用車を2割近く増産した。携帯電話やノート型パソコンの新製品の生産で、情報通信機械工業は16%伸びた。全16業種のうち8業種で生産が増えた。

パソコンなどデジタル家電の世界的な需要低迷で、電子部品・デバイス工業は3%低下した。地上デジタル放送移行後をにらみ、液晶テレビ用の大型パネルの生産が落ち込んだ。夏場の電力使用制限が企業の生産活動を抑えた面もある。

7月の生産は震災直前の2月の95%まで回復した。部品不足など供給面の制約は和らいだが、今度は需要の落ち込みを懸念する声が強まっている。

経産省が31日発表した製造工業生産予測調査によると、生産指数は8月は前月比2.8%上昇するが、9月は2.4%の低下に転じる見通し。モルガン・スタンレーMUFG証券の佐藤健裕チーフエコノミストは「秋以降は世界経済の減速で、生産は頭打ち傾向をたどる」とみている。

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