2019年1月24日(木)

2月鉱工業生産0.9%下落 1年ぶりに低下、基調判断は据え置き

2010/3/30付
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経済産業省が30日発表した2月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100)は前月より0.9%低い91.3と、1年ぶりに低下した。これまでけん引役だった自動車や液晶テレビなどの生産が減少した。低下率は民間調査機関の予測平均(0.5%低下)を上回ったが、1月の伸び率が高かったことの反動が出た要素もある。経産省は基調判断を「生産は持ち直しの動きで推移している」に据え置いた。

業種別では輸送機械工業が2カ月ぶりに2.5%低下した。トヨタのリコール問題などの影響で、国内や欧州向けの小型乗用車の生産が減った。情報通信機械工業は4.7%低下。4月にエコポイント対象商品が切り替わり、液晶テレビの一部が対象から外れることなどが響いた。

その一方で、中国や韓国など主にアジア向けの半導体製造装置やフラットパネル・ディスプレー製造装置などの生産が増え、一般機械工業は5.1%上昇した。出荷指数は0.2%低い92.7で、1年ぶりの低下。在庫指数は1.0%上昇し、95.5になった。

先行きの生産予測指数は3月に1.4%の上昇に転じるが、4月には再び0.1%の低下になる見込み。経産省は「足元の動きは比較的堅実だが、今後さらに注意深くみていく必要がある」と説明している。

予測通りであれば1~3月期は前期比で4.7%程度の伸びになり、昨年10~12月期の4.5%をやや上回る。ただリーマン・ショック以前の水準の88%程度にとどまっており、景気の本格回復にはまだ時間がかかりそうだ。

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