2019年3月26日(火)

鉱工業生産指数、6月1.5%低下 4カ月ぶり

2010/7/30付
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経済産業省が30日発表した6月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100)は94.7と前月比1.5%低下し、4カ月ぶりにマイナスになった。輸出の落ち込みなどが響き、輸送機械工業や電子部品・デバイス工業など幅広い業種で低下した。経産省は基調判断を「生産は持ち直しの動きで推移している」と据え置いたものの、「足踏みの動きもみられる」との表現を付け加えた。同日発表になった6月の完全失業率は5.3%と前月比0.1ポイント悪化、消費者物価指数も16カ月連続でマイナスになった。

鉱工業生産指数について、事前の市場予測の中央値は前月比0.2%上昇だったが、1.5%の低下となった。

業種別では輸送機械工業が2カ月連続のマイナスで3.0%低下した。普通乗用車や車体部品などの輸出が伸び悩んだほか、エコカー購入補助などの消費刺激策の効果も一巡したためとみられる。

電子部品・デバイス工業は4カ月ぶりにマイナスに転じ、4.3%低下。中国と韓国向けの携帯電話スマートフォン(高機能携帯電話)関連部品の落ち込みが目立ったほか、液晶テレビなどに使う大型パネルのアジア向け輸出も振るわなかった。

化学工業や鉄鋼業なども、アジア向け輸出などが落ち込み、低下した。一方、一般機械工業は中韓向けの輸出が堅調で、3カ月連続でプラスを維持した。

併せて発表した4~6月期の生産指数は95.6と前期比1.4%上昇した。ただ1~3月期は前の期比7.0%上昇しており、全体的な生産の伸びは鈍化している。

出荷指数は2カ月連続のマイナスで96.2と0.2%低下した。在庫指数は0.7%上昇し、97.2と3カ月連続で上がった。

先行きの生産予測指数をみると、7月が前月比0.2%低下するものの、8月は同2.0%の上昇になる見通し。7月は幅広い業種で低下が予想されているが、8月以降は輸送機械工業をはじめ多くの業種で生産が持ち直すとみられている。

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