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有効求人倍率3年2カ月ぶり低下 9月0.81倍、失業率は横ばい

厚生労働省が30日発表した9月の有効求人倍率季節調整値)は0.81倍で前月から0.02ポイント悪化した。前月を下回ったのは2009年7月以来、3年2カ月ぶり。製造業の新規求人数が大きく減った。総務省が同日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は4.2%で前月比横ばいだったが、完全失業者は1万人増えた。景気の減速が雇用にも波及し始めた。

雇用の先行きを映すとされる新規求人倍率は、1.24倍で前月比0.09ポイント低下した。産業別に新規求人数をみると、医療・福祉や情報通信業は前年同月比で2ケタ増で堅調だったが、製造業は11.3%の大幅減だった。

自動車や電子機器などの製造業は就業者数でも前年同月と比べ32万人減り、1005万人だった。中国の景気減速を背景に、自動車を中心に国内製造業の生産活動が低下していることが背景にあるとみられる。厚労省は「雇用情勢は持ち直しているが、依然として厳しい」との基調判断を維持した。

失業率は景気動向が遅れて反映されることもあり、9月は前月比横ばいだった。ただ9月の完全失業者(季節調整値)は273万人で、前月に比べ1万人増えた。先行指標の有効求人倍率や新規求人倍率が悪化したため、総務省は「来月以降の動きを注意深く見る必要がある」と指摘した。

職探しをしていない「非労働力人口」は前月に比べ9万人減の4554万人。一方で就業者数は6269万人と前月比6万人増えており、非労働力人口からの流入がみられた。ただ就業者数は男性が14万人増えた一方、女性は8万人減り、男女差が広がった。男性は東日本大震災からの復興需要などで堅調な建設業に就いたとみられる。

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