2019年8月22日(木)

野田氏、手堅く泥臭く 4年近い浪人生活など挫折も
松下政経塾出身議員の兄貴分

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2011/8/29付
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「仕えやすい上司」とは財務省内で定着した評価。第一に財政政策にブレが少ない。第二は省議にあまり口を挟まない。国会答弁の直前に秘書官が背後からメモを入れても慌てず読み上げるという。官僚メモをそのまま読んでも野党から棒読みと批判されない姿は「橋本龍太郎氏以来だ」と同省幹部は語る。「財務省べったり」と一部で批判されるゆえんでもある。

財務副大臣、財務相を務めるなかで経済界とのパイプも築いた。経団連の米倉弘昌会長とは普段から電話で連絡を取り合う。2月には「いずれあなたの時代が来ますから」と声をかけられた。

■若さ戦後3番目

性格は真面目で、ライバルとされてきた前原氏と比べても行動、発言ともに慎重だ。4月末には会食した日銀幹部に「菅首相は本当にダメですよ」と言われても黙っていた。周辺には「それでもオレは支えるしかないんだよ」とこぼした。

30日に首相に指名されれば千葉県選出では初。戦後に限ると就任時54歳3カ月は、安倍晋三52歳、田中角栄54歳2カ月に次いで3番目に若い。

「アイデアリズム・ウイズアウト・イリュージョン」(幻想なき理想主義)。ロバート・ケネディ元米司法長官の言葉を政治信条とする。ユーモアを交えた演説にも定評がある。18日の演説では自民、公明両党との大連立の必要性を主張し、「101回でもプロポーズしたい」と言って聴衆を沸かせた。

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