2018年9月19日(水)

6月の鉱工業生産指数、3カ月連続上昇 震災前に近づく

2011/7/29付
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 経済産業省が29日発表した6月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整値)は92.7となり、前月比3.9%上昇した。上昇は3カ月連続。東日本大震災で寸断された部品や素材のサプライチェーン(供給網)の復旧が進み、自動車や電機といった主要産業で生産回復の動きが広がっている。出荷指数の伸び率は8.5%と過去最大となった。

 与謝野馨経済財政担当相は29日の閣議後の記者会見で「引き続き日本経済は復調傾向にある」と述べた。生産指数の伸び率は民間予測の中央値(4.3%上昇)をやや下回ったが、水準は震災前の2月の95%まで戻った。経産省は基調判断を「回復しつつある」で据え置いた。

 業種別にみると、輸送機械工業が18.5%上昇。国内に加え北米や欧州向けに普通自動車が3割近く伸びた。電子部品・デバイス工業は5.3%のプラス。テレビ向けの大型液晶パネルが6割の増産となった。これまで堅調だった一般機械工業は3カ月ぶりに減少に転じた。

 出荷指数の前月比伸び率は8.5%と過去最高を記録した。自動車やテレビなどの需要が堅調で、生産の伸び以上に出荷が増加。在庫指数は2.8%低下した。

 4~6月期の生産指数は前期比4.0%低下した。震災後の生産急減の影響が残り、4期連続のマイナスとなった。

 経産省が同日発表した製造工業生産予測調査によると、7月は前月比2.2%、8月は2.0%上昇する見通し。夏場の電力不足や海外経済の減速懸念などもあり、生産の伸びはやや鈍りそうだ。

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