2019年7月22日(月)

米国務長官「中国は通貨・貿易で責任ある修正を」

2010/10/29付
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【ホノルル=永井央紀】クリントン米国務長官は28日、滞在先のハワイで演説し、オバマ政権のアジア太平洋政策に関して「太平洋の将来は米国にかかっている。我々は役割を縮小するつもりはない」と述べ、地域の安定に向け、積極関与していく考えを強調した。特に軍事用語を用いて「前方展開を維持する」と明言。海洋権益確保に動く中国をけん制した。

演説するクリントン米国務長官(28日)

演説するクリントン米国務長官(28日)

演説は27日からの自身のアジア太平洋歴訪の狙いを説明する内容。「21世紀の歴史のほとんどはアジアでつくられる。米国はアジアに姿をみせ、信頼構築のための対話を深めたい」との基本姿勢を示した。

中国との関係では「米中対立はすべての国にとって利益にならない」と述べる一方で「通貨と貿易で責任ある政策修正を求める」と語り、人民元の相場改革などを進めるよう求めた。レアアース(希土類)の輸出問題は「国際的に懸念が広がっている」と指摘した。

南シナ海での領土紛争に関しては「(中国は)周辺国との緊張を和らげるべきだ」と自制的な対応を促した。

日本については「日米同盟は米国のアジアにおける礎石」と再確認。「戦略的環境の変化を反映し、協力分野を広げている」と述べ、地球環境問題などでの連携強化に意欲をみせた。

韓国哨戒艦沈没事件を「北朝鮮の挑発的な行動」と非難。朝鮮半島の非核化の重要性を改めて訴えた。

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