2019年1月23日(水)

首相、福島消費者相を罷免 辺野古明記で決着

2010/5/28 23:28
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鳩山首相との会談を終え、引き揚げる社民党党首の福島消費者相(28日午後7時16分、首相官邸)=共同

鳩山首相との会談を終え、引き揚げる社民党党首の福島消費者相(28日午後7時16分、首相官邸)=共同

鳩山由紀夫首相は28日夜の臨時閣議で、沖縄の米軍普天間基地の移設先として名護市の「辺野古」と明記した政府方針を閣議決定した。これに先立ち、首相は政府方針への署名拒否を表明した社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相を罷免。首相は記者会見で、連立政権の維持に引き続き努める考えを示したが、福島氏から「連立維持はそう簡単ではない」と伝えられたことを明らかにした。社民党は連立離脱の検討に入り、30日にも判断する方針だ。

福島氏の後任は、平野博文官房長官が兼務する。閣僚の罷免は2005年8月に当時の小泉純一郎首相が、郵政民営化法案を巡る衆院解散に同意しなかった島村宜伸農相を罷免して以来、戦後5人目。

政府方針は普天間基地の移設先について「辺野古」と明記。「日米共同発表に基づき、普天間飛行場の移設計画の検証・確認を進めていく」と指摘した。県内移設に強く反対する社民党に配慮し「日米同盟をさらに深化させるため、基地負担の沖縄県外または国外への分散、在日米軍基地の整理・縮小に引き続き取り組む」と記した。

しかし、福島氏は臨時閣議に先立って開いた与党3党首が参加する基本政策閣僚委員会で、「日米合意に基づく政府方針は、(移設先が)辺野古を意味するものなので納得できない」と表明。政府方針が閣議決定や閣議了解される場合は署名を拒否する意向を伝えた。

首相は「残念だ。内閣として重要な案件だ。福島氏の理解をぜひ得たい。2人で話がしたい」と福島氏の説得に臨んだが、福島氏は政府方針を受け入れなかった。

首相は政府方針を決定した2度目の臨時閣議で、福島氏の罷免について「説得したが、ご理解いただけなかった。署名できないということで、非常に残念だがここに至った」と説明した。

社民党内では福島氏が罷免された場合は連立を解消すべきだとの声も多い。30日に開く全国幹事長会議などで今後の対応を協議する。

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