岡山県知事選、伊原木氏が初当選 元百貨店社長
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任期満了に伴う岡山県知事選は28日投開票され、無所属の新人で、元百貨店社長の伊原木隆太氏(46)=自民、公明、たちあがれ日本推薦=が、いずれも無所属新人で、元民主党県議の一井暁子氏(42)、団体役員の大西幸一氏(72)=共産推薦=、医師の山崎俊一郎氏(46)を破り、初当選した。投票率は38.64%だった。
4期16年務める現職の石井正弘知事が出馬せず、新人4人の争いとなるなか、地元百貨店の経営者としての知名度を生かすとともに、県政運営にも経営感覚が必要とアピール。産業振興を掲げ、自民や公明、たちあがれ日本など支援団体の票を固めた。一井氏は教育改革や中山間地域の振興を訴えたが、及ばなかった。大西氏は地域に根ざした産業振興を掲げたが、浸透が進まなかった。