2019年2月22日(金)

首相、復興増税に理解求める 所信表明演説

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2011/10/28付
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所信表明演説をする野田首相(28日、衆院本会議)

所信表明演説をする野田首相(28日、衆院本会議)

野田佳彦首相は28日午後の衆院本会議で、9月の就任後2度目となる所信表明演説をした。東日本大震災からの復興にむけた2011年度第3次補正予算案の早期成立に野党の協力を要請。財源確保のための所得税などの臨時増税に理解を求めた。欧州発の世界経済危機の封じ込めにむけ「日本としての貢献」を表明。日銀と連携し、円高対策に政策を総動員する考えを示した。

首相は急激な円高の進行に「産業空洞化の危機が続いている」と懸念を表明。「日銀とも連携し、あらゆる政策手段を講じる」と強調した。政府として工場立地補助金や雇用調整助成金の要件緩和、中小企業への金融支援などの対策を用意する考えを示した。

欧州の債務危機に関しては、欧州金融安定基金(EFSF)の債券の追加購入などを念頭に、日本も支援する姿勢を明確にした。こうした方針は11月3日からフランスで開く20カ国・地域(G20)首脳会議でも表明する方針だ。

「復興増税に理解を」 野田首相は就任後2度目の所信表明演説をした(28日、衆院本会議)

「復興増税に理解を」 野田首相は就任後2度目の所信表明演説をした(28日、衆院本会議)

民主党内で賛否が割れる環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加問題は「早期に結論を出す」として、前回9月の演説と同じ表現にとどめた。一方で、11月にハワイで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に言及し「成果を日米間の絆の強化に活用する」とTPP参加への意欲もにじませた。

規模拡大による生産性向上を柱にした農林漁業強化の基本方針と行動計画を着実に実行すると訴え、TPP慎重派への配慮をみせた。

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