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鉱工業生産11月2.6%低下 タイ洪水響く

経済産業省が28日発表した11月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)速報値は90.1と、前月に比べて2.6%低下した。2カ月ぶりのマイナス。タイの洪水による部品不足などで、自動車や電機の生産が落ち込んだ。ただ減産は一時的で、12月以降は回復を見込む。基調判断は「横ばい」で据え置いた。

生産指数は市場の事前予想(0.7%低下)を下回った。

11月は主力の輸送機械工業が9.5%減と大幅に落ち込んだ。タイ洪水で部品供給が滞り、欧州向けの普通乗用車や国内向け小型自動車の減産につながった。携帯電話やデジタルカメラの部品が届かなかった情報通信機械工業も23.7%のマイナスだった。

最終製品の生産減少は川上の部品・素材産業に波及し、鉄鋼業は1.2%減った。生産指数は8業種でマイナスになった。

一方、電子部品・デバイス工業は3カ月ぶりに0.6%のプラスに転じた。発光ダイオード(LED)などで、タイでの生産分を国内で代替する動きがあった。

経産省が同日発表した製造工業生産予測調査によると、生産指数は12月に4.8%上昇する見通し。1月も3.4%の上昇を見込む。

タイ洪水で傷んだサプライチェーン(供給網)は早期に復旧し、輸送機械工業や情報通信工業、一般機械工業といった主力産業が上昇のけん引役になるとみている。ただ、円高や東京電力による産業用電気料金引き上げなどが、企業の生産活動に影響を与える可能性もある。

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