規制委、島崎氏ら交代へ 後任に原子力学会元会長

2014/5/27付
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政府は27日昼、衆参両院の議院運営委員会理事会に原子力規制委員会の委員2人が交代する国会同意人事案を示した。規制委の委員には9月に任期満了を迎える島崎邦彦(68)、大島賢三(71)の両氏に代わり、田中知東大大学院教授(64)と石渡明東北大教授(61)を充てる案を提示した。任期は5年。人事案は同意される見通しだ。

規制委の委員は再任も可能だ。ただ地震学者の島崎氏は、原子力発電所の再稼働に向けた安全審査で電力会社に厳しい姿勢で臨んでいることで知られる。与党内や電力会社からは「審査が厳しすぎて再稼働の遅れにつながっている」という批判もあり、再任するかどうかが注目されていた。

地質学が専門の石渡氏が、9月以降は島崎氏の役割を担うとみられる。

大島氏は外交官の出身。国連大使や東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員会の委員などを務めたが、与党内から「後任は原子力の専門家にすべきだ」という指摘も出ていた。田中氏は東大工学部原子力工学科卒。日本原子力学会の元会長で、こうした声に配慮したとみられる。

新任候補の両氏は同日コメントを発表し、田中氏は「東京電力福島原発事故の反省に立ち、これまでの経験を最大限に生かして取り組んでいく覚悟」と述べた。石渡氏は「地質研究者として重要な使命に全力を尽くす」とした。

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