2019年1月23日(水)

3月の鉱工業生産、前月比1.0%上昇 予想を下回る

2012/4/27付
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経済産業省が27日発表した3月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整値)速報値は95.3と、前月比1.0%上昇した。プラスは2カ月ぶり。エコカー補助金を支えに販売が伸びた自動車が堅調だった。同省は生産は「持ち直しの動き」との基調判断を維持したが、5月が減産の見通しとなるなど先行き不透明感も出ている。

3月は市場予想の中央値(2.4%)を下回った。経産省は「年度末で企業が強気の生産見込みを立てたが、納期が新年度にずれ込むといった影響が出た」とみている。3月の生産水準は、東日本大震災直前の11年2月の水準をなお3%下回っている。

3月は全16業種のうち11業種がプラスだった。主力の輸送機械工業は2.7%上昇。普通乗用車はエコカー補助金による国内販売の増加に加え、旺盛な海外需要も支えになった。情報通信機械工業は官公庁向けの防災無線やノート型パソコンの生産が増えた。

一方、電子部品・デバイス工業は2.4%低下した。中国向けの高機能携帯電話(スマートフォン)やゲームの輸出不振が響いた。国内で販売低迷が続くテレビ用の半導体は在庫調整で生産が落ち込んだ。

鉱工業生産指数は前年同月と比べると13.9%の急上昇となった。昨年の東日本大震災による急減産の反動で、伸び率は10年8月(15.5%)以来の大きさとなった。11年度の指数は93.2と前年度比1.0%低下。2年ぶりのマイナスとなった。

同日発表した4月の製造工業生産予測調査によると、4月は1.0%上昇、5月は4.1%低下を見込む。野村証券の尾畑秀一エコノミストは「輸出の停滞懸念が依然として払拭できず、先行きに慎重な見方が出ている」と指摘する。

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