首相、シリア情勢「化学兵器使用許されず」 - 日本経済新聞
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首相、シリア情勢「化学兵器使用許されず」

【クウェート=坂口幸裕】中東・アフリカ歴訪中の安倍晋三首相は26日(日本時間27日未明)、2番目の訪問国クウェートでジャビル首相と会談した。安倍首相はシリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑について「シリア情勢は非常に悪化しており、極めて状況を憂慮している」と指摘。「化学兵器の使用はいかなる場合でも許されるものではない」と非難した。

安倍首相は「すべての暴力の速やかな停止に向け、引き続き国際社会と連携して外交努力を重ねていく」とも強調した。ジャビル首相も「安倍首相と基本的に考え方を共有する」と一致した。

安倍首相は原油価格が高い水準で推移していることに懸念を示し、安定供給の継続を要請した。ジャビル首相は「エネルギー供給では、引き続き日本にとって信頼できるパートナーであり続ける」と約束した。

両首相は発電・造水事業や地下鉄など都市基盤の整備への日本の技術協力などを盛り込んだ共同声明を発表した。安倍首相は「エネルギーのみならず政治、安全保障、経済、教育、農業など多くの分野で協力を進展させたい」と表明。ジャビル首相は「各種プロジェクトへの日本企業の進出を期待したい」と述べた。

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