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浜岡原発5号機、耐震補強工事を検討 再稼働メド立たず

中部電力の浜岡原子力発電所5号機(静岡県)の再稼働に26日、新たな難題が浮上した。将来5号機を襲う恐れのある地震の揺れが国内原発で最大級の1900ガルになると同社が試算したため。耐震補強工事などのために大幅な投資が避けられず、再稼働は困難な状況だ。

中部電は5号機の真下200~400メートルに、揺れが増幅するような地層構造があることを突き止めた。南海トラフの巨大地震を想定して5号機の揺れを再計算したところ、従来の1000ガルから約2倍に増えた。

浜岡5号機は2005年に完成した最新型だがトラブルが相次ぐ。東日本大震災後の11年5月に配管が損傷し、原子炉に海水400トンが流れこんだ。

海水が原子炉に入ると部品がさび、強度が保てなくなる。交換が難しい圧力容器にも腐食が見つかった。中部電は「廃炉は検討していない」とするが、海水流入は世界でも異例で「海水が入れば廃炉が常識」とみる専門家は多い。原子力規制委員会は専門家会合で影響を調べるが、結論は14年度以降になりそうだ。

中部電は26日、再稼働に不可欠な「フィルター付きベント(排気)装置」を3、4号機には14年度末までに設置すると発表したが、5号機は設置時期を示せなかった。

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