貿易自由化へ交渉本格化 RCEP第2回会合
日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)など計16カ国で関税撤廃や知的財産権の保護、市場開放など新ルールをつくる東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の第2回交渉会合が24日、オーストラリア東部のブリスベーンで始まった。2015年末までの交渉妥結を目指し、貿易の自由化ルールや関税の引き下げなどの具体的な話し合いに入る。
RCEPは日本が加わる経済連携の枠組みでは米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)と並んで重要な協定。5月の第1回会合後、8月にブルネイで初の閣僚会合を開き、貿易の自由化目標や自由化ルールを来年夏ごろまでに決めることで一致した。
今回の会合は今月27日までで、高級実務者レベル会合のほか、工業品や農産品の貿易、サービス貿易、投資を扱う作業部会をそれぞれ開く予定。