2019年1月17日(木)

1~6月の貿易赤字4兆8438億円、半期で過去最大
6月は1808億円に急減

2013/7/24付
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財務省が24日発表した1~6月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は4兆8438億円の赤字となった。前年同期比66.1%増え、半期としては過去最大。原発の稼働停止と円安の進行で液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入が膨らんだ。一方、6月単月の赤字額は1807億円と5月の9963億円から縮小した。

1~6月の輸入額は前年同期比9.2%増の38兆8012億円。オーストラリアや中東のLNGや中東の原粗油といった燃料の輸入が増えた。数量指数で見ると2.2%減った。輸出額は前年同期比4.2%増の33兆9573億円だった。中国向けのペットボトル原料やオーストラリア向け鉱物性燃料、米国向け自動車が伸びた。数量ベースでは8.3%減った。

地域別でみると、中国向けの赤字額は2兆2727億円と61.2%増えて過去最大だった。スマートフォン(スマホ)の輸入が急増した一方で、反日感情の影響で自動車の輸出が落ち込んだ。中東向けの赤字は6兆4375億円と半期としては過去3番目の大きさ。欧州連合(EU)向けの赤字は3335億円で過去最大だった。

1~6月の円ドル相場は平均1ドル=94.62円と前年同期比18.9%の円安・ドル高となった。外貨建て取引の比率は輸入が8割と輸出の6割を上回る。為替が円安に振れると輸入額の膨らみの方が大きくなり、短期的には貿易収支も悪化しやすい。いずれ円安効果が輸出増につながるとの期待がある。

実際、足元では改善の兆しも出てきた。6月単月の貿易赤字額は季節調整値でみると5月に比べて23%減った。円安に加えて米国の消費の持ち直しで米国向けの自動車の輸出が増えた。

ただ、6月の赤字額は6月としては過去2番目の大きさ。赤字は12カ月連続で、第2次オイルショックで原油価格が上がった1979年7月~80年8月以来の長さだ。

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