2019年9月16日(月)

サメ4種の輸出、規制案を否決 ワシントン条約締約国会議

2010/3/23付
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【ドーハ=藤田剛】ドーハで開催中のワシントン条約締約国会議は23日の委員会で、フカヒレなどに使う4種のサメの輸出規制案を否決した。提案した米国は「フカヒレの国際取引のためにサメが乱獲され、個体数が急減している」と訴え、欧州連合(EU)などが支持した。これに世界最大の消費国である中国が反発。日本などアジアの漁業国も反対票を投じ、賛成票が可決に必要な3分の2に達しなかった。

海洋生物への規制強化を主張している欧米はクロマグロ、宝石サンゴに続いて日本などに3連敗する形となった。ただ、クロマグロと異なり、規制案への賛成票が過半数を大きく超えており、日本などにとっては薄氷を踏む勝利となった。欧米は結果を覆すため、25日の全体会合で再投票を求める可能性もある。

否決されたのは、頭部がハンマーの形をしたシュモクザメ3種を対象とする規制案と、灰色で大型ザメのヨゴレを対象とする規制案。ともに中華料理の高級食材であるフカヒレの材料になる。米国などは条約の「付属書2」に掲載し、輸出国が発行した許可証がない限り国際取引ができなくする仕組みを導入するよう求めていた。

サメはクロマグロ以上に乱獲が進んでいるとされ、採決では中東や中南米諸国が欧米に同調したもよう。23日午後(日本時間同日夜)の委員会ではアブラツノザメ、ニシネズミザメを対象とする2つの規制案を採決する。

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