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1月貿易収支、1年10カ月ぶり赤字 原油高で輸入増

春節控え対中輸出手控え

財務省が23日発表した1月の貿易統計速報(通関ベース)によると、貿易収支は1年10カ月ぶりに赤字に転じ、4714億円の赤字となった。原油高の影響などで輸入額が12.4%増の5兆4428億円と増勢が続いた。一方、輸出額は前年同月に比べ1.4%増の4兆9714億円にとどまった。14カ月連続のプラスを確保したものの伸び率は、前月に比べ大きく鈍化。2月上旬の春節(旧正月)の大型連休を前に、中国向け輸出が手控えられたことが響いた。

財務省は輸出について「中国やアジア経済は好調なため、元に戻る」と指摘。1月の鈍化は特殊要因の側面が強いとの見方を示した。新興国の需要増や投機マネーの流入で価格が上昇した原油の輸入は前年同月比で10.6%増加。円建ての1キロリットルあたりの単価が前月より5.8%上がった影響を受けた。

2011年1月の貿易統計
輸出額輸入額貿易
収支
総 額49,714
(1.4)
54,428
(12.4)
▲4,714
(―)
米 国7,529
(6.0)
4,648
(▲1.9)
2,881
(21.7)
E U5,759
(▲0.7)
5,127
(5.0)
632
(▲31.3)
アジア27,300
(0.4)
24,697
(14.0)
2,602
(▲52.8)
 中国9,288
(1.0)
12,322
(17.2)
▲3,033
(131.0)

地域別の輸出動向をみると、中国などアジア向けが前年同月に比べ0.4%の増加にとどまった。鉄鋼や自動車は伸びたものの、中国向けの非鉄金属やプラスチックが落ち込んだ。2月上旬の春節前の出荷を見合わせた特殊要因もあると、財務省はみている。

欧州連合(EU)向けは前年同月比0.7%減で、3カ月ぶりにマイナスに転じた。ドイツ向けの半導体やオランダ向けのデジタルカメラなどが伸び悩んだ。一方で米国向けは6.0%の増加。鉄鋼や金属加工機械が好調だった。

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