2019年2月20日(水)

首相「採決直前まで説得」 小沢系は結束固め

2012/6/23 13:44
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野田佳彦首相(民主党代表)は23日午後、社会保障と税の一体改革関連法案を巡り、小沢一郎元代表グループなどに造反の動きが広がっていることについて「みなが一致結束して行動してもらえるよう最後まで全力を尽くす」と述べ、衆院採決予定の26日まで党内説得にあたる考えを示した。離党・新党結成の構えを見せる元代表らは結束固めを図っており、首相と元代表の駆け引きが激しくなっている。

首相は23日午後、一体改革関連法案について、沖縄県糸満市内で記者団に「長い時間をかけて丁寧に議論をしてきた結果、党の方針をまとめた」と強調。「党内に造反を明言する議員がいる」との記者団の指摘には「まだ採決まで(時間が)ある。最後まで全力を尽くす」と語った。

首相に近い藤井裕久税制調査会長は同日午前、法案の衆院採決に関して「首相は『党が決めたことに反するのは党員としておかしい』と前から言っている」と反対派を強くけん制。造反者には除名などの重い処分が必要との認識を示した。

一方、元代表を支持するグループ幹部の東祥三氏はTBS番組で「国民と約束したことを今の民主党では果たせなくなっている。26日以降、いろんな選択肢がある」として、新党結成の可能性に改めて言及した。

鳩山由紀夫元首相に近い川内博史氏は同番組で、法案の衆院採決について、元代表の動きを念頭に社会保障分野だけ分離して採決すべきだとの認識を示した。「何の法案を採決して何を前に進めるか、これから話し合えばいい」と述べた。

党内では反対票を投じる民主党議員は約50人に達し、欠席・棄権を含めた造反は60人を超えるとの見方が広がっている。一体改革法案には自民、公明両党が賛成するため可決は揺らがない。

ただ、離党者が増えて与党が過半数割れすればその後の政権運営が困難になるため、離党予備軍の切り崩しを目指す。一方、小沢元代表の周辺は離党届に署名した議員は40人を超えたとしている。元代表の側近は「反対は50人を超え、棄権も含めると70人以上になる」との認識を示した。

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