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鳩山・小沢氏が会談 代表選へ多数派形成の動き

民主党の鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長が22日夜、都内のホテルの日本料理店で会談し、退陣で疎遠になった関係の修復を探った。輿石東参院議員会長も同席した。鳩山、小沢両グループにも再接近の動きが出ており、民主党内で9月代表選をにらんだ多数派形成が活発化してきた。

鳩山、小沢両氏の会談は6月初めの辞任後、初めてとみられる。輿石氏の4選祝いが名目で「3人でこれからも協力していこう」と確認したという。鳩山氏は記者団に「輿石氏のお祝い。よもやま話をした」などと上機嫌に語った。

鳩山氏は退陣表明時に「(小沢氏は)決して自動的に辞めるという話ではない」と断り、小沢氏と刺し違えた。6月の会談で「首相の座を辞したい」と伝えたという鳩山氏と「鳩山氏は辞任を渋った」とする小沢氏側の言い分の食い違いも、小沢氏側に不信感を生じさせた。鳩山氏はその後「ゆっくり話をしたい」と関係修復を探っていたが、21日からの小沢氏の活動再開を機に久々の会談が実現した。

鳩山氏は22日昼、菅直人首相に関して「この前代わったばかりだから、首相としてしっかりとやっていただきたいと現時点で思っている」と続投支持を表明した。ただし「脱小沢」路線を転換し、挙党態勢を構築するという条件を付けた。

同日のBS11番組収録では「私が(首相と小沢氏の)2人の間を取り持つことをやらないといけない」と意欲を示した。「菅政権が誕生した時にもっとうまく取り込むような人事をすれば良かった」とも指摘した。

参院選については「消費税の議論が生煮えの中で、唐突感を与える形で出してしまった」と大敗の総括を求め、国家戦略室の権限縮小にも「国民との約束だから簡単に外してほしくない」と批判的。不満をあらわにしながら続投を支持する発言は小沢氏に向けたメッセージといえた。

 小沢氏も同日、衆院議員会館の自室を訪れた同党議員に「参院選は残念だった。消費税で浮動票がみんなの党にいってしまった」と語った。

鳩山グループは8月中下旬に長野県軽井沢で恒例の研修会を開く計画を立てている。同グループを中心に昨年9月に作った「政権公約を実現する会」の顔ぶれには小沢グループの中堅らの「一新会」の議員も交じる。この枠組みでの研修会はさながら「合同合宿」の様相を呈する。

6月の代表選で小沢グループの中堅らが推した樽床伸二国会対策委員長も、一時擁立を模索した海江田万里氏も鳩山グループ出身。新グループづくりをめざす小沢鋭仁環境相と他の古参幹部の反発で亀裂が入っていた鳩山グループが再び、結束に向かう材料にもなる。

小沢、鳩山両グループと輿石氏率いる参院の三大勢力がまとまれば多数派になる。国家戦略室の権限縮小などで首相に距離を置く発言を繰り返す前原誠司国土交通相に、代表選への意欲をかぎとる議員もいる。民主党内がざわついてきた。

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