仮設住宅入居、首相発案「8月」断念 参院予算委で釈明

2011/7/22付
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菅直人首相は22日、8月を目標としていた被災地の仮設住宅の入居完了を断念した。国土交通省と擦り合わせず「私の見通し」として打ち上げた目標だったが、結局は破綻することになった。

首相は22日の参院予算委員会で、8月中旬までの入居について「自治体から追加発注があった。なかなか難しい」と釈明。そのうえで「見通しが甘いといわれればおわびをする」と陳謝した。

「お盆までに希望者全員が入居できるよう全力を挙げたい」。首相は4月にこう表明し、国交省幹部を驚かせた。反発を考慮した首相は「私の見通し」に後に軌道修正したが、政府が5月にまとめた被災者支援の工程表の項目の1つになった。

「首相は勝手に言い始めて勝手に断念した」「さらにスケジュールが遅れなければいいが」。役所の反応は冷ややかだ。仮設住宅に連動して8月を期限にした避難所の解消、がれき処理へのしわ寄せなどを懸念する向きもある。

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