コバルト、日本の探査鉱区に40年分埋蔵

2013/7/22付
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石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は22日、日本が取得した太平洋の公海のコバルトリッチクラストの探査鉱区に日本の年間消費量の40年分に相当するコバルトが埋蔵しているとの推計を発表した。開発につなげられれば、リチウムイオン電池の電極や航空機の特殊鋼に使うコバルトの輸入依存度を下げられる可能性がある。

JOGMECは国際海底機構から承認を得た3000平方キロメートルの鉱区で今年度中に本格的な埋蔵量調査に取りかかる。同社は探査契約の10年目末までに鉱区の3分の2を同機構に返却する。今回の試算は残った1000平方キロメートルの埋蔵量を概略調査から見積もった。燃料電池の電極に使うニッケルは年間消費量の5年分、白金も2年分程度あるという。今後の探査で正確な埋蔵量を把握して、開発につなげる。

コバルトリッチクラストは水深1000メートルから2000メートルの海山を覆う厚さ数センチメートルの酸化物。年輪のように層を重ねて100万年で4ミリメートル大きくなる。日本は20日、南鳥島沖の公海でコバルトリッチクラストの15年間の独占探査権を取得していた。

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