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志賀原発の活断層調査、初日は終了 原子力規制委

原子力規制委員会は22日、北陸電力志賀原子力発電所(石川県志賀町)で初日の断層調査を行った。規制委の島崎邦彦委員長代理は活断層と指摘されている1号機の原子炉建屋直下の「S-1断層」に関し、北陸電が調査した場所は妥当との考えを示したが、活断層かどうかは言及を避けた。

初日の調査は「S-1断層」付近の深さ約40メートルにある長さ約30メートルの調査坑に入り、断層の左右をたたいて音などを確認。ほかにトレンチ(溝)なども調べた。

島崎委員長代理は、北陸電が示した「S-1断層」の調査場所について「疑問はなかった」と述べた。これまで北陸電の調査場所が誤っているとの指摘が出ていた。

調査は23日も実施する。2日目は敷地周辺の「福浦断層」などを調査するほか、初日に時間が足りなかった2号機タービン建屋直下を走る「S-6断層」を再び調べる。

規制委は今後、「S-1断層」上部の年代測定などの評価を進めて活断層かどうか判断する。北陸電は上部地層は20万年前より古い時代に形成され、少なくとも「12万~13万年前以降」に活動しておらず、活断層ではないと主張している。

原発の規制基準は活断層の上に原子炉など重要設備を設置することを認めていない。「S-1断層」が活断層と判定されれば1号機は再稼働が困難になる公算が大きい。

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