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09年度貿易収支、2年ぶり黒字 中国、最大の輸出相手国に

財務省が22日発表した2009年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、貿易収支は5兆2332億円の黒字と、2年ぶりに黒字になった。年度ベースでは輸出、輸入とも前年度を下回ったものの、足元では3月の輸出が前年同月比43.5%増と4カ月連続で増加するなど輸出の回復基調が続いている。また09年度の中国向けの輸出額は統計が比較可能な1979年度以降で初めて米国を上回り、日本にとって輸出・輸入とも最大の貿易相手国になった。

09年度の輸出額は前年度比17.1%減の59兆円、輸入額は25.2%減の54兆円だった。金融危機の影響で年度前半は世界貿易が低迷し、輸出額は2年連続で2ケタ減となった。ただ年度後半は各国の景気対策やアジア経済のいち早い回復で持ち直している。

地域別に09年度の輸出をみると、米国向けは22.7%減と3年連続で減少した。大型自動車や金属加工に使う工作機械が落ち込んだ。欧州連合(EU)向けは27.5%減と2年連続でマイナス。オランダやフランス向け自動車、ドイツ向け旋盤などが減った。アジア向けも8.3%減になったものの、欧米に比べると減少率は小さい。一方で、輸入は原油価格が前年度よりも下がったことなどで、中東からの輸入額が34.8%減った。

同日発表した10年3月の貿易収支は9489億円の黒字と、一昨年秋のリーマン・ショック後では最大になった。輸出では自動車が米国向けを中心に前年同月の2倍に増えた。半導体などの電子部品の輸出も1.6倍。シンガポールや中国向けメモリーなどが好調だった。

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