13年度予算案、参院予算委で審議 首相は憲法96条改正に意欲
2013年度予算案は22日午前の参院予算委員会で、安倍晋三首相と全閣僚が出席して基本的質疑に入った。首相は憲法改正について「6~7割の国民が変えたくても、3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば、指一本触れられないのはおかしい」と指摘し、発議要件を緩和する96条の改正に改めて意欲を示した。
衆院の「1票の格差」の是正に向けて小選挙区の「0増5減」を実現する公職選挙法改正案に関しては「できあがった法律を通すのが立法府の責任だ」と早期成立の必要性を強調。原発政策については「代替エネルギーを確保できていないにもかかわらず、軽々にゼロとは言えない」と語った。
予算案は16日に衆院を通過。憲法の規定で参院の議決がなくても衆院通過後30日で自然成立するため、5月15日までに成立する見通しだ。
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