2019年7月19日(金)

対外純資産2年ぶり増加 11年末、21年連続世界一
0.6%増の253兆円

2012/5/22付
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日本の対外純資産は
21年連続で世界一
対外純資産残高GDP比
1日本253兆100億円54.0%
2中国137兆9297億円24.0%
3ドイツ93兆8947億円36.4%
4スイス73兆2205億円156.9%
5香港54兆6137億円288.1%

(注)11年末、国際通貨基金(IMF)統計より財務省作成。主要国・地域ベース

財務省が22日発表した2011年末の対外資産・負債残高によると、日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産から負債を引いた対外純資産残高は前年末比0.6%増の253兆100億円となった。増加は2年ぶり。円高を背景に海外企業のM&A(合併・買収)による直接投資が増えた。海外勢が日本の短期債を買い増して日本にとっての負債も増え、純資産の伸びは小幅にとどまった。

安住淳財務相が同日の閣議で報告した。純資産残高の規模は09年末に次いで過去2番目。日本は21年連続で世界最大の債権国となった。

対外資産残高は前年と比べて3.3%増え、582兆480億円。このうち直接投資は10.5%増の74兆8280億円だった。円高や欧州危機の影響で割安感が出たため、日本企業が海外企業の株式を取得する動きが強まった。

海外への貸し付けも15.5%増の82兆2840億円となった。一方、これまで積み上げてきた資産は円高で評価額が目減りした。為替変動による資産の減少額は23兆円強にのぼった。

対外負債は5.5%増の329兆380億円。欧州債務危機が深刻となり、海外投資家の資金が比較的安全とされる日本の短期債に流れ込んだ。短期債の負債残高は45兆9090億円で、統計がいまの形式になった1996年以降で最も大きかった。

11年末時点の各国の対外純資産をみると、中国が137兆9297億円で第2位。ドイツ、スイスがこれに続く。

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