2019年8月21日(水)

GDP、実質4.9%成長
1~3月、4期連続プラス
住宅投資5期ぶり増、消費が堅調

2010/5/20付
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内閣府が20日発表した2010年1~3月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.2%増、年率換算では4.9%増となった。プラス成長は4四半期連続。輸出、設備投資、個人消費が堅調で、住宅投資も5期ぶりに伸びた。物価動向を示すGDPデフレーターの上昇率は前期比で0.01%で、5期ぶりのプラスに転じた。日本経済の着実な回復を裏付けた格好だが、ギリシャ危機を発端とする市場の混乱といった下振れリスクは残る。

前期比年率でみた実質成長率は、日経グループのQUICKがまとめた民間予測の中央値(5.5%)をやや下回った。生活実感に近い名目GDPの成長率は実質ベースと同じで、2期連続のプラスとなった。より細かくみると名目が前期比1.214%、実質が1.209%で、名目が実質を下回る「名実逆転」が5期ぶりに解消した。

前年同期と比べた実質GDPは4.6%増となり、8期ぶりに拡大した。ただピーク時の08年1~3月期より4.7%少なく、金融危機の後遺症がなお残っている。

GDPデフレーターの上昇は野菜や資源の値上がりの影響が大きい。前年同期比では3.0%下落。4期連続で低下し、過去最大のマイナス幅となった。

前期比でみた実質成長率1.2%のうち、内需は0.6ポイント、外需は0.7ポイントの押し上げ要因となった。国内の政策効果とアジア向け輸出の拡大が寄与した。

住宅投資は前期比0.3%増。住宅ローン減税の拡充が効いたとみられる。設備投資は1.0%増と2期連続で伸びた。輸出や生産の拡大が投資に波及してきた形だ。

個人消費は0.3%増で4期連続のプラスとなった。エコポイント制度の見直しで、薄型テレビの駆け込み需要が発生した。公共投資は1.7%減と3期連続で落ちた。

輸出は6.9%増と4期連続の拡大。アジア向けや欧州向けが伸びた。輸入は2.3%増となった。

働く人の手取り総額を示す名目雇用者報酬は前年同期比0.3%減り、6期連続で落ち込んだ。前期比では1.6%増え、8期ぶりに拡大した。

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