2019年5月24日(金)

福島第1原発、汚染水浄化の処理量倍増へ 追加装置を単独運転

2011/8/19付
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東京電力は19日、福島第1原子力発電所にたまった汚染水の処理量を増やすため、新設した東芝製装置「サリー」を並行して運転し始めたと発表した。サリーは18日の稼働後、従来の米仏社製の装置の途中につないで動かしていた。米仏の装置とは別に単独で動かし、処理量を最大で約2倍にする。汚染水を効率よく減らせれば、原子炉を冷やすための注水量を増やせると期待される。

汚染水の浄化では、これまで米仏の2つの装置でトラブルが相次ぎ、稼働率が低迷していた。処理を安定させるため、18日に新たにサリーを追加。3つの装置を1列につないで毎時45トンを処理していた。

サリー単独では最大毎時50トンの処理能力がある。まず毎時25トンで処理を始めた。毎時45トンを処理できる米仏装置とサリーを2系統にして同時に動かし、現在は毎時70トンを処理している。サリーを最大能力にすれば、これまでの約2倍となる毎時95トンの汚染水が処理できるという。

汚染水をためている施設の水位が十分に下がり、外部にあふれる恐れがなくなれば、原子炉への注水量を増やして炉心の冷却効率を上げる計画だ。米仏の装置のどちらかがトラブルで停止した場合は、再度配管をサリーにつなぎ変えて処理を続ける。この間に故障した装置を直す。

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