田中法相の辞任不可避 「体調不良」で閣議欠席

2012/10/19 11:34
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外国人献金や過去の暴力団との交流が発覚した田中慶秋法相は19日、辞任が避けられない見通しとなった。法相は体調不良を理由に同日の閣議を欠席。首相周辺は「もう辞めるしかない」と語った。内閣改造から1カ月もたっておらず、野田佳彦首相の任命責任が問われるのは必至で、政権運営は一段と厳しくなる。

法相は19日午前、都内の病院の前で、記者団に進退について聞かれ「辞めません」と語った。しかし、複数の党幹部が「状況は厳しい。いずれ辞めざるを得ない」と述べた。前原誠司国家戦略相は閣議後の記者会見で、法相の辞任が不可避となったことについて「極めて残念だ」と述べた。

民主党の池口修次参院国会対策委員長は同日午前、自民党の脇雅史参院国対委員長と会談し「法相は病院で診察を受けるが、たぶんすぐに体調が回復する状況ではなく、午後の参院行政監視委員会への出席は難しい」と伝えた。民主党幹部は「体調不良が長引けば、公務は続けられないことになる」と指摘した。

法相を巡っては、自らが代表を務める政治団体が外国人の経営する会社から献金を受けていたことが判明。約30年前に暴力団関係者と交流があったとの週刊誌報道に関しても事実関係を認めた。

法相は18日、自民党が要求した参院決算委員会への出席を公務を理由に欠席。関係者は「党と官邸の意向で欠席させた」と指摘している。自公両党は反発を強めて臨時国会召集前の早期辞任を求めていた。

政権幹部は19日夕の民自公党首会談などを踏まえて法相の進退を判断する方針だった。ただ一連の法相の対応を理由に辞任論が広がっており、政府・与党内でも「事態収拾のためには早期辞任もやむを得ない」との見方が強まっている。

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