貿易赤字8003億円、2月最大に LNG輸入膨らむ
赤字は20カ月連続

2014/3/19付
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財務省が19日発表した2月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易収支は8003億円の赤字だった。赤字は20カ月連続。2月としては比較可能な1979年以降で最大額だ。液化天然ガス(LNG)の輸入額が膨らんだ。単月で過去最大の赤字だった1月と比べると、中国からの輸入減と輸出の伸びなどで赤字幅は縮小した。

1月は2兆7916億円の赤字だった。2月は1月末から2月上旬に春節(旧正月)を迎えた中国などからの輸入が減るとともに、正月休みの影響がなくなった日本からの輸出が増えた。貿易赤字は昨年10月から1兆円を超えていたが、5カ月ぶりに前月を下回った。

2月の輸入額は前年同月比9.0%増の6兆6002億円で16カ月続けて増えた。原子力発電所の稼働停止に伴う火力発電の拡大でマレーシアからを中心にLNGが11.4%増加した。自動車の輸入はドイツを中心に81.1%増。4月に消費税率が上がる前に高額な外国車を購入する動きがあったようだ。輸入全体の数量指数は0.5%減と5カ月ぶりに減少した。

輸出額は5兆7999億円で9.8%増えた。中国向けが拡大し、自動車が4.0%、プラスチックが17.6%それぞれ増えた。シンガポール向けの軽油など鉱物性燃料が76.1%増加した。

貿易収支を地域別にみると、米国向けは自動車部品や建設用・鉱山用機械の輸出が伸び、4836億円の黒字だった。欧州連合(EU)とは自動車などの輸入が増えて373億円の赤字。2月としては最大の赤字幅となった。

外貨建て取引の基準となる円相場の公示レートは1ドル=102円83銭と前年に比べ12.4%円安だった。

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