「日本創新党」結成 参院選5~10議席目指す
党首に山田杉並区長
東京都杉並区の山田宏区長らは18日、都内で記者会見し、地方自治体の首長や首長経験者を中心とする新党「日本創新党」の結成を発表した。党首には山田氏、代表幹事に前横浜市長の中田宏氏、政策委員長に前山形県知事の斎藤弘氏が就任した。山田氏は参院選で選挙区、比例代表を合わせて10人以上の候補を擁立し「5~10議席を獲得したい」と表明した。
具体的な候補擁立は今後、進める。山田氏は出馬せず、中田氏が比例代表から立候補する見通しだ。新党には国会議員が参加しておらず、政党助成法が定める政党要件は満たしていない。

山田、中田両氏は1993年衆院選で日本新党で当選。その後首長に転じた。山田氏は記者会見で「日本の現状を打破する政党は見あたらない」と民主党でも、自民党でもない第三極を目指す考えを示した。「小さくて賢い政府」を掲げ、法人税や所得税の税率引き下げによる国際競争力の向上などを訴えた。
新党を支援する「応援首長連合」には上田清司埼玉県知事ら26人が名を連ねた。