ジェトロ、日本企業の中国内陸部進出を支援 武漢に事務所
【武漢=横田祐介】日本企業の中国内陸部への進出を促すため、日本貿易振興機構(ジェトロ)は17日に中国・武漢市に事務所を開設した。現地情報の収集や事業環境の整備などを通じて日本企業の進出を支援する。同日、現地を訪れた海江田万里経済産業相は「中国中西部の開発には武漢が何より重要な地域だ」と強調した。
17日の開所式典には海江田経産相のほか、丹羽宇一郎駐中国大使や武漢市がある湖北省の王国生省長らが出席した。
ジェトロと中国・湖北省人民政府は17日、環境や省エネルギー分野での協力文書を締結した。日本からの投資や貿易拡大、日本の中小企業の販路開拓で協力を進めることを確認した。
武漢市やその周辺に拠点を置く日本企業は現在100社程度。ホンダや日産自動車が進出しているほか、金融やサービス分野でも投資が増加している。