2019年4月20日(土)

参院選終盤情勢、民主苦戦で他党追い上げ 日経調査

2013/7/16付
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日本経済新聞社が実施した参院選の終盤情勢を探る世論調査によると、自民、公明両党が手堅く議席を固める一方で、全国で16ある改選議席2以上の「複数区」の残るイスをめぐり、野党間の競り合いが激しさを増している。民主党のこれまでの「指定席」を日本維新の会、みんなの党、共産党などが脅かす構図だ。

「大きな与党があって、あとは右にならえではダメだ」。16日、民主党の海江田万里代表は川崎市内の演説で、野党第1党・民主への支援を訴えた。この日は参院非改選組の桜井充政調会長と国会内で会い、1人区だけでなく「複数区も厳しい」との認識で一致した。

民主の劣勢続く

民主は1人区で公認候補をたてた19選挙区すべてで劣勢が続いており、複数区での議席確保に重点を移している。

二大政党制が進むにつれ、参院選の複数区では民主が自民と議席を分け合う状況が生まれやすかった。だが、今回の終盤情勢調査で民主候補の当選が確実視されるのは北海道、長野、愛知、静岡の4つだけ。4日の公示直後に実施した序盤情勢調査時から順位を上げた選挙区は一つもない。

改選3以上の選挙区も厳しくなっている。埼玉(改選3)はみんな、東京(同5)は無所属の候補にそれぞれリードを許す。大阪(同4)は最後の議席を争う共産候補を追いかけている。民主内で海江田代表らの責任ラインとささやかれる全体で20議席割れが現実味を帯び始めてきた。

複数区を舞台に野党同士が残る議席を奪い合うなかで、浮上しつつあるのが維新やみんなだ。両党は全体では伸び悩むが、ここにきて都市部を中心に無党派層を取り込む動きを強めている。

維新はお膝元の大阪で優位に立ち、2人区の兵庫でも民主を抑えている。橋下徹共同代表が遊説に入った東京や京都(改選2)では当落線上で他候補と競り合う。

みんなは埼玉で民主を、愛知(同3)でも共産をそれぞれわずかにリードしている。改選2の宮城、茨城では民主を激しく追う。

共産が有力圏

共産は躍進した東京都議選の余勢を駆って、東京、大阪で有力圏内に入りつつある。神奈川(改選4)、愛知、京都では当落線上で他の野党と競る。選挙区で議席を得れば2001年参院選以来、複数議席なら1998年以来となる。

自民、公明の与党勢はすべての複数区で議席を固めつつある。自民は他党を圧倒している1人区で「完勝」にどこまで近づくかに焦点が移ってきた。自民が重点区と位置づける選挙区のうち、序盤情勢調査で優勢だった岩手は無所属の現職が支持を広げており、沖縄とともに自民候補が他の候補を追う展開だ。

岩手で自民が議席を獲得すれば92年参院選以来で、同党にとって悲願だ。沖縄は日米間の懸案で移設問題が暗礁に乗りあげる米軍普天間基地を抱える。これら接戦区には安倍晋三首相(党総裁)や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長ら知名度の高い党幹部や閣僚を重点投入する方針だ。

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