2019年6月16日(日)

エネルギー・安保で協力 首相、東欧4カ国と共同声明

2013/6/16付
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【ワルシャワ=永沢毅】ポーランド訪問中の安倍晋三首相は16日午後(日本時間同日夜)、チェコ、スロバキア、ハンガリーを交えた東欧4カ国(V4)と初の首脳会合に臨んだ。原子力発電や省エネなどエネルギー分野で連携を強化することを確認し、終了後に安全保障を含む幅広い分野での協力をうたった共同声明を発表した。

首脳会合に臨む(左から)スロバキアのフィツォ首相、安倍首相、ポーランドのトゥスク首相、ハンガリーのオルバン首相、チェコのネチャス首相(16日、ワルシャワ)=共同

首相は会合後の記者会見で「あらゆる分野で関係を強化し、V4との協力を飛躍的に発展させる」と強調した。

首脳会合では、日本とV4が自由や民主主義、法の支配などの普遍的価値を共有しているパートナーだとの認識で一致した。ウクライナやベラルーシなどロシアに隣接する旧ソ連諸国への民主化支援の一環で、政府開発援助(ODA)で協力を進める。

経済分野は省エネ、再生可能エネルギーなどでの協力が柱で、日本は原子力発電所の新増設を計画している各国へのトップセールスを進める。温暖化ガスの排出量を減らしたり、発電の効率を高めたりする技術も提供する。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉の推進も確認した。

安全保障分野では、海洋進出を強める中国を念頭に海洋での国際ルール順守の重要性を確認した。日本とV4による具体的な協力を探るセミナーを開催することで一致した。北朝鮮には非核化に向けた具体的な行動をとるように要求するとともに、日本人拉致問題の早期解決を求めた。国連改革は安全保障理事会の常任・非常任理事国の拡大に向けて協力する。

首脳会合には安倍首相とポーランドのトゥスク首相、チェコのネチャス首相、スロバキアのフィツォ首相、ハンガリーのオルバン首相がそれぞれ参加した。今後は首脳会合を定例化する。

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