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川内原発、8月再稼働難しく 九電の申請書再提出遅れ

原子力規制委員会が優先審査を進めている九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の再稼働が、電力需要のピークとなる8月には間に合わない見通しになった。九電が4月に提出した申請書に不備があり、修正に時間がかかっているため。再提出は5月末になる見通し。今後の手続きにかかる時間を考えると再稼働は9月以降にずれ込む公算が大きい。

規制委の審査に合格するには、審査で受けた指摘を反映させて申請書をつくり、提出する必要がある。九電は安全対策の大枠を記した「設計の基本方針」の申請書を4月末に提出したが、42件もの記載漏れが見つかり再提出を求められていた。

九電の中村明・上席執行役員は15日、この書類の再提出が「5月の最後の週になる」との見通しを明らかにした。当初予定と比べて1カ月ほど作業がずれ込んだ形だ。

この申請書は、規制委が審査の合格証明書にあたる「審査書案」をつくるための前提になる資料。提出が遅れる分だけ、規制委による審査書案づくりや、その後に予定されている意見募集の手続きも遅れることになる。

電力会社が規制委に提出する申請書は「設計の基本方針」のほかに「工事計画」「運転管理体制」がある。九電は残る2種類の書類について、もともと5月末に提出できるという見通しを示していたが、こちらも6月にずれ込む見込みという。

規制委の審査に合格しても、実際に再稼働するには原発機器の検査、地元自治体による同意などの手続きも必要だ。これらの手続きにどの程度の時間がかかるかも明確にはなっていない。今夏の電力需給対策の切り札と期待される川内原発がいつ再稼働するかで不透明感が強まっている。

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