2019年7月19日(金)

逮捕の香港活動家、強制送還を検討 尖閣上陸事件
野田首相「厳正に対処」

2012/8/15 20:50 (2012/8/16 2:02更新)
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15日午後5時半ごろ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に香港の活動家ら7人が上陸した。沖縄県警と第11管区海上保安本部はこの7人を含め男14人を入管難民法違反容疑で現行犯逮捕した。14人は沖縄本島に移送され、16日午前に到着する見通し。政府関係者は15日夜「(同様の上陸事件で強制送還した)2004年のケースを踏襲する可能性が高い」と述べた。

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尖閣諸島への外国人の上陸は04年3月以来。この時は中国人活動家7人が上陸し、沖縄県警が入管難民法違反容疑で現行犯逮捕。2日後に中国に強制送還した。

野田佳彦首相は15日夜、首相官邸で記者団に「法令にのっとり厳正に対処したい」と表明、藤村修官房長官も記者団に「再三にわたって警告したのに誠に遺憾だ」と語った。外務省の佐々江賢一郎次官は程永華駐日中国大使を呼んで抗議した。

海上保安庁などによると、上陸したのは同諸島の領有権を主張する香港の団体「保釣行動委員会」の活動家ら。午後5時半ごろ、魚釣島に船を寄せて岩場に上陸。当初は7人が岩場に降りたが、うち2人は船に引き返した。

魚釣島には事前に海保職員や沖縄県警の警察官、入国管理官など計約30人が上陸。県警は午後5時54分、上陸した5人を入管難民法違反(不法上陸)容疑で逮捕した。船に戻った2人を含む男9人も約2時間後に11管が同法違反(不法入国)の疑いで逮捕した。

県警や11管によると、けが人はいない。県警が逮捕した5人は「中国の領土なので逮捕は間違いだ」などと容疑を否認しているという。

活動家ら14人が乗船した「啓豊二号」は同日午後3時51分ごろ、日本の領海内に侵入した。船には中国国旗のほか「わずかな土地でも失うことはできない。いかなる民族も侮辱するな」などと中国語で書いた横断幕が掲げられていた。海保は上陸前、領海内からの退去を警告、ホースによる放水なども実施した。

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