2019年1月24日(木)

GDPマイナス1.3% 4~6月の年率、輸出が大幅減
3四半期連続

2011/8/15付
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内閣府が15日発表した2011年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%減、年率換算で1.3%減となった。マイナス成長は3期連続。東日本大震災によるサプライチェーン(供給網)の寸断で、自動車などの輸出が大幅に落ち込んだのが響いた。生活実感に近い名目GDPは1.4%減、年率で5.7%減と大きく落ち込み、デフレ圧力がなお根強いことも浮き彫りになった。

日本経済が3期連続のマイナス成長に陥ったのは、08年4~6月期以降の4期連続のマイナス成長以来。与謝野馨経済財政担当相は「月ごとの動きを見れば、足元では景気は持ち直している」と強調。景気は後退局面に入っていないとの認識を示した。

前期比年率でみた4~6月期の実質成長率は、日経グループのQUICKがまとめた民間予測中央値(マイナス2.5%)を上回った。マイナス幅も1~3月期の3.6%から大幅に縮小し、成長率は水面下ながら持ち直し傾向にある。

全体で前期比0.3%減となった実質GDPの増減にどれだけ影響したかを示す寄与度をみると、個人消費など内需がGDPを0.43%分押し上げた半面、外需は輸出の大幅な落ち込みを背景に0.76%分の押し下げ要因となった。

需要項目別の内訳では、GDPの6割近くを占める個人消費は0.1%減。このうち耐久財消費は地上デジタル放送への移行で薄型テレビが伸び、6.1%の大幅増。半面、非耐久財消費は震災直後の食品購入の反動減や電気代の節約などで2.4%減少した。サービスも0.4%減った。住宅投資は1.9%減と、4期ぶりに前期を下回った。

設備投資は0.2%増。被災工場の復旧投資が出て、2期ぶりのプラスに転じた。公共投資は3.0%増。被災地の仮設住宅の建設で6期ぶりのプラスとなった。

民間の在庫動向も実質成長率を0.3%分押し上げた。企業は震災直後、供給網の寸断で在庫を急速に取り崩したが、4~6月期はそのペースが鈍った。GDPの計算上はプラスに寄与する。

外需では、輸出は前期比4.9%減少。供給網の寸断による自動車や集積回路の減産で輸出分の供給が間に合わず、09年1~3月期(25.3%減)以来の大幅な落ち込みとなった。輸入は0.1%増だった。

総合的な物価の動向を示すGDPデフレーターは前年同期を2.2%下回った。7期連続の下落でマイナス幅は10年1~3月期(2.8%)以来の大きさとなった。前期比では1.1%下落し、個人消費を中心に物価が持続的に下落するデフレ基調がなお続いている。

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