民主党内、靖国参拝で「ねじれ」浮き彫り
全閣僚見送り、保守系議員は批判

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2010/8/15付
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政権交代後初めての終戦記念日の15日、菅内閣の全閣僚が靖国神社への参拝を見送った。記録が残る1985年以降では初めてで、アジア各国との関係を重視する政権の姿勢が鮮明になった。ただ、民主党の保守系議員には日韓併合100年に際しての首相談話をはじめ、政権の歴史認識や外交姿勢への批判もあり、党内の「ねじれ」の構図も浮かび上がりつつある。

東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花する菅首相(15日)=共同

東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花する菅首相(15日)=共同

超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(尾辻秀久会長)の国会議員41人は同日、靖国神社を参拝した。民主党からは羽田雄一郎参院国会対策委員長や沓掛哲男衆院議員ら衆参11人が参加したが、現職の閣僚、副大臣、政務官は加わらなかった。自民党は谷垣禎一総裁、大島理森幹事長が国会議員の会とは別に参拝した。

靖国神社を巡っては、小泉純一郎首相が2001年の自民党総裁選で参拝を公約し、首相就任後に毎年参拝した。06年には21年ぶりに首相として終戦記念日に参拝した。中国、韓国からは激しい反発が起こり、両国との関係が一時的に悪化した経緯がある。

歴史にけじめ

アジア外交重視を掲げる菅内閣では、全閣僚が今月に入って参拝見送りを表明した。菅直人首相は10日の記者会見で「明確な姿勢を最初から示している」と強調。仙谷由人官房長官も「閣僚は公式に参拝するのは差し控えるべきだというのが従来の日本の政府の考え方だ」と説明した。

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